2005年03月28日

男と女の上質な駆け引き・・ 森瑤子「イヤリング」

彼を裏切っているという痛いほどのスリルがあるから、男との密会があれほど輝くのではないか。 (「イヤリング」より)

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ホームパーティを抜けだして、二階のウォーキング・クロゼットで憑かれたような情事をもった邑子(ゆうこ)。夫を裏切っているという痛いほどのスリルにみち、恐怖と混然一体となった欲望と快感のなかで、片方のイヤリングが忽然となくなってしまった―――。
(第1話・イヤリング) 男と女の短編集全8話。〜作品紹介より〜

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posted by Youko at 15:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 森瑤子  (小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月27日

おとなの気分に酔える・・・ 森瑤子「少し酔って」

ウオッカ、シェリー、ブランデー・・・
お酒を軸に男女の心情を描いたオムニバス短編小説集、10篇


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  森さんという作家は性欲と食欲とに少しばかりこだわりのある往年の女流作家です。
今回は食べ物の変わりにお酒を物語のエッセンスにしています。
お酒について一番こだわって描写していたのが『5話目・シャンパン・カクテル』ではないでしょうか。 

“ミモザ”を英国流に“バックス・フィズ”と注文する謎めいた女性客と粋なバーテンダーのいっときのやりとりのお話。

“ヴーヴ・クリコ”という高級シャンパンをご存知ですか。その女性客はそのミモザを作るのにそのシャンパンを指定してきます。カクテルを一杯だけだすと原価割れは必須なのですが、バーテンダーは眉ひとつ動かさずにこの注文に応じるのです。
なんという彼の美学でしょう。それは「作家・森瑤子」の美学でもあるのです。

そして私は今でもそんな彼女に酔いしれているファンのひとりなのです。 
            <お勧め度 ★★★☆ / 官能度 ☆☆☆☆>
森瑤子「少し酔って」
出版社:角川書店
ISBN:404155232X
サイズ:文庫 / 242p
発行年月: 1993年 05月

■この本は現在絶版です。図書館か古本屋でお探しくださいね
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posted by Youko at 17:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 森瑤子  (小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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