2004年12月22日

負け犬の遠吠え

負け犬という言葉を初めてきいたのは今年の夏あたりだったか。TVの情報番組で どんなに美人で どんなにセンスがよくて 仕事ができて 性格が良くても、30代以上・未婚・子ナシの女性を総称してそう呼ぶのだと紹介していた。

“負け犬”ってひどい呼称だな、誰が言い出したんだろ?と思っていたらどうもこの本からメディアに流れた言葉らしい。私をこの本に当てはめると“勝ち犬”ってことになるのだろうがそういう単純な言葉ではないようだ。先日新聞広告に対談という形で作家の田辺聖子さんとこの本の著者、酒井順子さんのお話が掲載されていた。それはこの本を紹介するための対談だったのだが、負け犬という言葉はどこで思いつかれたの?という問いに対し酒井さんは「3年くらい前に同じ年の編集者の女性と2人でしゃべっていて、2人とも独身で楽しく幸せに暮らしているんだけど『世間から聞けば負け犬の遠吠えに聞こえるよね』という話になって」と語っていた。
そう、つまり私が“ひどい”と認識していた言葉は負け犬のはずである当人達が思いついたものだったのだ。それを初めて知って「ああ、そうか」と。侮蔑の言葉なんかじゃない。これは当事者のユーモアであり、余裕であり、同時に許しなのだと。
自分に対する許し。このままでもいいんだと。でもいつでもちょっと方向転換(ここでいう結婚)することだってできるのよ、ふふん、お生憎さま、っていう世間に対する挑戦に感じられた。

対談相手の田辺さんは38歳で4人のコブ付の男性と結婚している(現在は76歳)。 この中で発言している彼女の“人生は勝ち負けじゃない。自分が満足しているかどうか”という言葉はとてもとても深いと思った。

※文中の対談は12/21付け朝日新聞掲載「田辺聖子x酒井順子〜世間様にはお騒がせなことですが〜」からの抜粋です。「負け犬の遠吠え」には掲載されていませんのでご注意ください。

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